microCMSの料金はHobbyが月額0円、Teamが4,900円から、Businessが75,000円から、Enterpriseが個別見積もりです。有料料金は税抜です。公式料金表で比較でき、公式ヘルプは無料のHobbyでも商用利用できると明記しています。有料プランでは基本料金に人数・API数・データ転送量の超過分が加わります。

microCMSの全4プランを比較

下表は公式料金表の基本枠と主な機能です。「API数」は呼び出し回数ではなく、コンテンツ管理用に作成するAPIの数です。APIリクエスト数は全プランで無制限ですが、転送量の条件は別にあります。

プラン

月額・税抜

メンバー

API数

月間転送量

転送超過

主な機能

Hobby

0円

3人

5個

20GB

API停止

コンテンツAPI、画像API、予約投稿

Team

4,900円〜

3人

10個

200GB

20円/GB

Hobbyに加えCSVエクスポート、一般ファイルのアップロード、AIレビュー

Business

75,000円〜

20人

30個

1TB

18円/GB

Teamに加え権限管理、IP制限、履歴復元、複数環境管理、技術サポート

Enterprise

個別見積もり

50人〜

50個

1TB〜

16円/GB、契約で調整可能

Businessに加え監査ログ、SAML SSO、2要素認証の必須化、請求書払い

Enterpriseは人数・API数・転送量の枠や従量単価を相談できます。表の数値をすべての契約の固定条件として扱わず、見積もりで確認します。Team・Businessには14日間の無料トライアルがあり、料金表では1サービスにつき1回です。契約単位も原則1サービスごとに1プランなので、複数サイトを別サービスに分ける場合は、それぞれの費用を見積もります。

料金・条件は変更されるため、申し込み前に公式ページで確認してください。Hobbyの細かな件数やファイル上限は無料プランの上限と見直しの目安で確認できます。

microCMSは無料プランでも商用利用できる?

商用サイトだから有料プランが必須、という条件ではありません。広告掲載についての公式ヘルプは、Hobbyの商用利用とGoogle AdSense・Amazonアソシエイトの導入を認めています。法人サイトについての公式ヘルプもHobbyを利用できるとしています。

ただし、商用利用の許可と、業務に必要な機能・継続配信の条件は別です。法人向けヘルプには、転送量が月20GBを超過すると即座にAPIが停止する制約も記載されています。無料で商用利用できることを、停止しない保証や有料機能が使える根拠にはできません。

たとえば小規模な会社案内サイトなら、人数と転送量が枠内に収まるかを確認してHobbyを検討できます。承認担当と公開担当の権限を分ける必要があるなら、人数が少なくてもBusinessの権限管理が選定材料になります。

microCMSのデータ転送量と超過請求

API回数・保存容量・転送量は別の項目です

公式の転送量説明では、コンテンツAPIで取得するJSONと、メディアURLから取得する画像・ファイルが集計対象です。保存している画像の合計サイズだけでも、サイトのページビュー数だけでも請求額は決まりません。

静的生成で本文をビルド時に取得していても、画像をmicroCMSのURLから配信すれば、その取得分は転送量になります。ブラウザやサーバーのキャッシュも踏まえ、JSONとメディアの取得経路を確認します。API呼び出しが少ないサイトでも、大きな画像を繰り返し配れば転送量は増えます。

Hobbyは超過料金を払ってそのまま継続する方式ではなく、APIが停止します。料金表の注記では翌月1日に転送量がリセットされ、APIを再利用できます。一方、Team以上では転送超過でAPIは自動停止せず、任意のAPI停止もできないため、利用量の監視を予算管理に含めます。

集計期間と支払日は一致しません

公式の請求手順では、前月1日から末日までの量を毎月1日の午前10時頃に集計し、超過料金を次回のサービス料金に加算します。契約開始日からの1か月ではありません。

従量単価は、1日の集計時点で利用しているプランのものが適用されます。ダウングレードすると、転送した時点のプランより高い単価になる場合があります。支払日が1日で集計が間に合わないと翌月へ持ち越され、1回の請求に2か月分が載る場合もあります。Enterpriseは契約によって請求方式が異なります。

計算例:Teamで月250GBを配信する場合

以下は仕組みを理解するための例です。対象月から集計時までTeamを利用し、追加メンバー・追加APIがなく、確定した転送量が250GBだったとします。

内訳

計算

税抜金額

基本料金

Teamの基本料金

4,900円

超過転送量

250GB − 200GB = 50GB

対象50GB

転送超過料金

50GB × 20円

1,000円

基本料金と当該超過分の合計

4,900円 + 1,000円

5,900円

支払日が毎月15日なら、たとえば3月分を4月1日に集計し、4月15日のサービス料金へ1,000円を加算する流れです。5,900円は税や他の追加費用を含まない計算例で、利用月に即時課金される意味ではありません。次回請求予定額は「サービス設定 > お支払い」で確認できます。

メンバー・APIの追加料金と見積もり項目

従量課金の公式案内は、対象をデータ転送量・API数・メンバー数としています。料金表ではTeam・Businessの基本枠を超えるメンバーは1人あたり1,200円、APIは1個あたり2,000円の追加です。月額の予算にはこの追加分も入れます。

たとえばTeamで5人・12 APIを使う構成例なら、基本4,900円 + 追加2人×1,200円 + 追加2 API×2,000円で、転送超過前の月額は税抜11,300円です。「Teamは4,900円」という数字だけで予算を確定しないようにします。メンバー数はサービスに参加する総人数なので、実装担当や保守担当も含めて数えます。

Enterpriseの追加単価は料金表に1人1,200円・1 API 2,000円とありますが、規模に応じた調整の対象です。また、Amazon S3連携、SLA、セキュリティチェックシートへの回答、プレミアムサポートは機能比較表で「オプション」です。これらの金額は表に掲載されていないため、必要な項目を指定して見積もりを依頼します。

Business以上で複数環境を使う場合、開発環境の転送量は本番と合算されます。同じ案内では、開発環境のAPI数とコンテンツ数は無制限で、上限の計算に入りません。API数は従量課金の計算にも入りません。検証環境を追加するときも、転送量の見込みは更新します。

チームに合うプランの選び方

  • Hobby:3人・5 API・月20GBの範囲で運用でき、超過時の停止条件を受け入れられる小規模サイトに向きます。商用かどうかだけで除外する必要はありません。

  • Team:CSV出力や一般ファイルのアップロードが必要な小規模チームの候補です。人数・API数の追加で要件を満たせるなら、その合計を先に計算します。書き出しの具体的な手順はCSVエクスポートとAPI全件取得を参照してください。

  • Business:権限管理、IP制限、過去バージョン復元、複数環境管理が必要な運用に向きます。転送量だけでなく、編集・復旧の要件が判断軸になります。

  • Enterprise:SAML SSO、監査ログ、2要素認証の必須化、請求書払い、個別のSLAなどを契約条件として確認したい組織の候補です。

既存の編集フローがmicroCMSに合っているなら、上位プランや追加枠で続けることで移行作業を抑えられます。別の選択肢としてgenko.meを検討する場合は、microCMSとの比較とプラン仕様を確認してください。API数・コンテンツ件数に上限はありませんが、原稿とメディアの保存容量、メンバー数、配信レート、公正利用の条件があります。

よくある質問

microCMSは商用利用すると有料になりますか?

商用という理由だけで有料になるわけではありません。公式ヘルプはHobbyの商用利用を認め、法人サイトの利用も可能としています。人数・機能・転送量に合うプランを選びます。

microCMSのデータ転送量が上限を超えたらどうなりますか?

公式案内ではHobbyはAPI停止、Team以上は超過分の従量課金です。料金表の単価はTeamが20円/GB、Businessが18円/GB、Enterpriseが16円/GBで、Enterpriseは契約で調整できます。

Teamで人数が増えたらBusinessが必要ですか?

人数だけなら料金表上、Teamでも基本3人を超えて1人1,200円で追加できます。権限管理や複数環境管理が必要なら、人数の追加とは別にBusinessを検討します。

転送量の超過料金はいつ請求されますか?

公式の請求説明では暦月分を翌月1日に集計し、次回のサービス料金に加算します。支払日や集計の遅れにより後ろへずれる場合があり、Enterpriseは契約条件を確認します。