Ameba Owndの独自ドメインは、新しいサイトを準備したうえで、ドメイン管理会社のDNS設定を変更して使い続けます。公式の終了告知が示す変更期限は2026年12月24日11:00です。同じドメインと記事URLを保つことはリンク切れを減らしますが、検索順位の維持を保証するものではありません。以下の日時は日本時間です。
独自ドメインとOwndのサブドメインで対応が違います
独自ドメインは、自分が管理会社と契約しているアドレスです。DNSは、その名前へのアクセスをどのサーバーへ届けるかを決める設定です。新しいサイトへ向け直せば、アドレスを変えずに公開場所を移せます。
現在のアドレス | 移行時の考え方 |
|---|---|
自分で契約した | ドメインの契約を維持し、DNSで新サイトへ向けます |
Ownd提供のサブドメイン | 新しいアドレスを用意します |
独自ドメインの公式ヘルプでは、Owndは www などを付けるサブドメイン形式に対応しています。移行時も www.example.com をそのまま使えば、example.com への変更を同時に行わずに済みます。
Ownd提供のサブドメインを使っている場合は別です。サイト開設ヘルプでは、サイト作成時にOwndのサブドメインから選ぶと案内されています。このアドレスは自分で契約したドメインではないため、DNSで移すことはできません。終了告知には、終了後に新サイトへ転送する提供の記載はありません。
2026年11月2日以降、Owndで独自ドメインを新たに設定することはできません。サブドメインだけの方は、新アドレスを決め、変更できるSNSプロフィールや案内先のリンクを更新してください。
サービス終了までに保存するもの
緊急メンテナンスの案内の後、終了告知では11月2日13:00から閲覧機能のみを提供し、プレミアムプランの課金を停止するとしています。旧サイトを編集して移転告知を追加できる前提で計画しないでください。
エクスポート機能は11月中に提供開始予定で、方法など詳細は11月中に改めて案内される予定です。移行先がそのまま読み込めるかは、案内の公開後に確認します。終了後はデータを復元できません。
準備段階で、トップページ、記事、固定ページ、画像、PDFなどの一覧を作ります。本文だけでなく、ページごとのURLとタイトル、メニュー内のリンクも記録してください。エクスポートが提供されたら期限までに保存し、画像本体が手元にあるか、保存したファイルが開けるかも確認します。
独自ドメインを移行する順番
1. 新サイトを先に作り、同じパスを用意します
CMSは記事や画像を編集・管理する仕組み、ホスティングは公開ページを配信する場所です。移行先には「今の独自ドメイン」「記事URLの維持」「変更したURLの転送」を扱えるか確認します。
たとえば https://www.example.com/posts/12345 の /posts/12345 がパスです。ドメインだけでなく、この部分も同じにできれば、既存のリンクから同じ記事へ到達できます。対応表の例です。
旧パス | 新パス | 新しい公開先での対応 |
|---|---|---|
|
| 同じ記事を直接表示します |
|
| 旧パスから新パスへ恒久転送します |
廃止するページ | 対応する内容なし | 見つからないことを示す404または410を返します |
大幅な本文・デザイン変更は分けると問題を調べやすくなります。仮アドレスで記事、画像、スマートフォン表示、問い合わせフォーム、ダウンロードを確認します。独自ドメインのHTTPS証明書をいつ有効にできるかも、移行先に確認してください。
2. DNSの現在値を控え、可能ならTTLを下げます
ドメイン管理会社のログイン方法、契約期限、現在のDNS設定を確認します。TTLはDNSの情報を一時保存する期間です。Googleのホスティング移行ガイドは、少なくとも1週間前に数時間程度などの短めのTTLへ下げることを検討するよう案内しています。
管理会社の手順に従います。TTLを下げても、すでに保存された古い情報が直ちに消えるわけではありません。操作が分からなければ管理会社へ相談し、期限直前の変更を避けます。
3. 準備完了後にDNSを変更します
公式ヘルプの終了時の案内に従い、Ownd向けのCNAMEレコードの値 custom-domain.amebaowndme.com を、移行先が指定する内容へ変更します。CNAMEは、ある名前の接続先を別の名前で指定するDNS設定です。移行先が別のレコード種類を指定する場合も、その案内を確認してください。
Ownd側で独自ドメインを解除する操作は不要です。 同じドメインでメールも使っている場合、メール用のMXレコードなどは変更・削除しません。ネームサーバー全体の変更を求められた場合は、メールなどの設定も引き継げるか確認してから進めます。
公式には反映に24時間程度かかる場合があるとされています。12月24日11:00の直前ではなく、表示確認と修正の時間を残して切り替えます。Owndの終了とドメインの契約終了は別なので、使い続けるドメインの更新も忘れないでください。
4. 新しい公開先で転送と表示を確認します
リダイレクトは、旧URLに来た人を新URLへ自動的に送る仕組みです。同じ独自ドメインでパスが変わる場合は、切り替え後にアクセスを受ける新しい公開先で設定します。DNSだけでは記事ごとの転送は設定できません。
GoogleのURL変更を伴う移転ガイドに従い、変更したページは対応する新ページへ301または308の恒久転送を設定します。無関係なトップページへ一括転送することは避けます。転送を何度も経由させず、最終ページへ直接送ります。
古い記事URLを実際に開き、同じ記事または対応する転送先へ到達するか確かめます。別の回線でも表示を確認し、HTTPS、画像、内部リンク、フォームを確認します。転送は可能なら少なくとも1年間維持するのがGoogleの推奨です。Ownd提供の旧サブドメインへのアクセスは、新サイト側の設定だけでは転送できません。
Search Consoleで移転後を確認します
Search Consoleは、Google検索での表示やページの登録状態を確認する無料ツールです。作業前に主要ページのクリック数・表示回数を控え、作業後と比較します。
既存サイトの所有権確認を引き継ぎます。確認用のHTMLファイルやメタタグを使っている場合は新サイトにも設置し、DNSの確認用レコードも保持します。
公開時には、テスト用の
noindexや検索ロボットを拒否する設定を解除します。noindexは検索結果への登録を避ける指定です。URL検査で重要なページの「公開URLをテスト」を実行し、Googleが取得できるか確認します。検査の成功や登録リクエストは、検索結果への掲載保証ではありません。
サイトマップレポートで、公開URL一覧であるサイトマップを送信し、読み込み結果を確認します。登録状況と検索パフォーマンスも継続して確認します。
アドレス変更ツールは、同じURLのまま公開先だけを変える場合や、同じドメイン内でパスだけを変える場合には使いません。別ドメイン・サブドメインへの移転では、同じGoogleアカウントで旧・新双方の所有権を確認し、旧サイトの転送を設定してから使います。旧アドレスの転送を設定できない場合、ツールを送れば代わりになるとは考えないでください。
移行先選びとBASEの確認も分けて進めます
独自ドメインを保ちたい場合、Amebaブログは独自ドメインに対応しない点に注意が必要です。独自ドメインよりブログ運営の継続を優先する場合は、公式が移行候補として案内する選択肢です。選定の考え方はCMSとWordPressの違い、URLや画像の棚卸しはWordPress移行の手順も参考になります。
genko.meも原稿管理の候補ですが、クイックスタートのように表示側の構築・接続が必要で、Owndのサイトをそのまま移すサービスではありません。
BASE連携のショップは、終了告知に従いBASE管理画面の「設定」→「ショップ情報」で確認します。「カート機能のみを使用」にチェックがあれば外し、「ショップ公開状況」の「公開する」を確認します。チェックを外す時点でショップページが公開されるため、先にデザインを確認してください。公式には、これらの設定変更は現在の取引や注文に影響しないとされています。
よくある質問
独自ドメインを同じまま移せばSEOは維持できますか?
アドレスと内容を保つことでリンク切れを減らせますが、検索順位は保証できません。記事のパス、転送、検索エンジンのアクセス可否を確認し、移行後の登録状態と流入を観察します。
Owndの管理画面で独自ドメインを解除しますか?
終了に伴う公式案内では解除不要です。移行先を準備し、ドメイン管理会社でDNSを変更します。メール用レコードは残してください。
Ownd提供のサブドメインは新サイトへ転送できますか?
終了告知には終了後の転送提供の記載がなく、自分の新サイトで旧サブドメインの転送を設定することもできません。変更できる外部リンクを新アドレスへ更新します。
プレミアムの解約や返金申請は必要ですか?
公式告知では運営が解約を行い、返金申請も不要です。返金は12月中に支払ったクレジットカードへ行われます。返金できない場合は個別案内となります。ドメイン管理会社の契約は別途確認してください。
